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時間の経過で味の変化も楽しめる!これからの季節に燗酒はいかがですか?

今年は暖冬といわれますが、徐々に寒くなってきましたね。これからの季節は燗酒を楽しんでみませんか。

お燗をするのにぴったりの日本酒をご紹介します。

すっきりした旨みを活かすならぬる燗がおすすめ!「義侠 はるか」(愛知県・山忠本家酒造):写真左

山忠本家酒造の創業は江戸時代、採算を度外視してお酒を提供し続けたことから小売商に「義侠」という呼び名を贈られたという逸話があるほどです。
フラッグシップ商品の「義侠」を身近に感じてほしいという思いから、義侠らしいダイナミックで骨太な味わいはそのままに、アルコール度数を抑え、軽やかな飲み口の「義侠 はるか」を造りました。
冷やではすっきりした飲み口ですが、ぬる燗にすると旨みが膨らんで深い余韻が続きます。

しっかりした旨みを引き出す熱燗がおすすめ!「七本槍(しちほんやり) 純米 渡船(わたりぶね)」(滋賀県・冨田酒造)<写真中央>

富田酒造は460年以上前の創業で、全国屈指の歴史ある蔵元です。北大路魯山人が長期逗留したこともあり、のれんの文字は魯山人の手によるものです。
渡船は福岡から取り寄せた備前「雄町」を純系淘汰して育成した酒米とされています。栽培の難しさから長らく栽培されておらず「幻の酒米」と言われましたが、地元農家と県内の蔵元の協力のもと復活栽培が実現しました。
熱燗にするとこのお酒の優しい甘みとしっかりした旨みが際立ちます。

超辛口のこのお酒ならとびっきり燗!冷まして違う味が楽しめる「三千盛(みちさかり)」(岐阜・三千盛)<写真右>

創業200年、江戸時代より引き継がれた製法を守り、時代に合わせて超辛口のお酒でありながら、クセがなくすっきりとした口当たりに仕上げました。その味はびっきり燗との相性が抜群。甘み・酸味・渋み・旨み・苦みが複雑に混じり合い、温度を上げるとその複雑さが増します。そして、ゆっくり飲んでいると温度が下がり、酸味や苦みがほどよく溶けた味を楽しめます。

温度によって変わる味を、おいしい料理と合わせて試してみてください。

ぜひこの機会にお燗をお楽しみください!

2018/12/5 新着情報